肝臓の話② 肝臓はどこにあるのか、どんな形をしているのか
こんにちは。今回も肝臓の話です。
名前は有名な肝臓ですが、どこにあるのでしょうか。人間の場合、肝臓は右の脇腹、肺の下にあり大部分が肋骨で守られています。成人男性で1~1.5kgほどの重さがあり、実は人体で最も重い臓器となります。正面から見ると三角形をしていて、右側が大きく、左に向かって段々小さくなります。色は赤黒く、焼き肉でいうところの「レバー」と同じ色です(というのも、レバーは肝臓そのものです)。大きく重い臓器なので硬そうな印象をうけるかもしれませんが、実際に触ってみると意外にも柔らかく、弾力がある臓器です。
ちなみに、肝臓は人間だけでなく、すべての脊椎動物が持っている臓器とされています。犬や猫はもちろん、魚、鳥、カエルなどの両生類も肝臓を持っています。見た目や、食べるもの、生きている環境が全く違うにもかかわらず、同じような構造と働きをしている臓器をもっているのは、興味深いことですね。
院長は焼き肉のレバーは苦手です