気をつけたい帯状疱疹の話
こんにちは。寒暖の差が激しい日が続きますね。
令和7年4月より帯状疱疹ワクチンに対し公費助成が行われることになりました。
ですので今回は帯状疱疹についてお伝えします。→ ワクチンについてはコチラ
帯状疱疹は水痘・帯状疱疹ウイルス(みずぼうそうを起こすウイルスですね)による皮疹(皮膚のぶつぶつです)と神経痛を起こす病気です。
水痘・帯状疱疹ウイルスには大半の人が子供の頃に感染し、その後ウイルスは神経内に潜んでおとなしくしています。しかし、加齢や薬などで免疫力が低下した際にウイルスが活性化し症状が出てきます。
帯状疱疹ではまず水ぶくれを伴う赤い発疹が体の神経に沿って帯状に現れます。皮疹が出る部位としては、胸・腹が最も多く、次いで背中、頭・顔、お尻・足の順となります。
また、皮疹だけでなくウイルスが神経細胞を傷つけることにより神経痛を起こすことがあります。皮疹も嫌ですが、この痛みが問題で、皮疹が治癒しても痛みが残って持続する事があり、ひどい人では少し触っただけでも強く痛む、というのが数年にわたり続くこともあります。これを帯状疱疹後神経痛(PNH)といい約10-50%で起こるとされ、ロキソニンなどの一般的な鎮痛剤もあまり効果がありません。
帯状疱疹は50歳代から上昇し、75歳頃がピークとなり、80歳までに3人に1人が発症するといわれる少なくない疾患です。
帯状疱疹は幸いワクチンで発症する可能性を少なくできる病気ですので、ワクチンで予防することをお勧めします。
令和7年4月より帯状疱疹ワクチンにも助成が受けられることとなりましたが、助成を受けられる年齢が決まっている他ワクチンにも種類がありますので、ワクチン接種をご希望の方、話を聞いてみたい方は当院にご相談ください。 → ワクチンについてはコチラ
桜が咲きだしましたね。今年は入学式シーズンとかぶって、いいタイミングです。(山田神社です)